国際シャンチー規則ガイド
規則を読み、盤面で手順を追い、裁定を理解する。WXF 2018に基づく18のテーマを順に学べます。
18 テーマ
基本の遊び方
シャンチーの盤と七種類の駒
盤は縦9路、横10段で、駒は交点に置きます。河が両陣を分け、九宮は将・帥と士・仕の移動範囲を示します。双方16枚、七種類の駒で紅方から指します(第1–2条)。
Article 1–2対局の終了:詰み、動けない局面、引き分け
シャンチーでは合法手がなくなった側が負けます。王手されていなくても同じです。第3.1.A条は詰みと合法手のない局面をともに負けとして扱います。
Article 3; 4.5–4.7WXFの英文棋譜を読む
第7条の記譜は、駒、路、方向、到達路または距離で構成します。駒の記号はK、A、E、H、R、C、P。路の番号は指す側の右から数えます。
Article 7タッチムーブと駒の扱い
第4.2条は、自分の駒、相手の駒、双方の駒に触れた場合を分けています。合法な移動や捕獲が可能か、意図と触れた順番は何かを確かめます。
Article 2.10.D; 4.2–4.4大会の規則
大会方式と持ち時間
第5–6条は大会方式と時間制度を扱います。採用する方式、初期時間、加算時間は大会要項で確認します。6.1の60分+一手30秒を、すべてのシャンチーの唯一の持ち時間とは扱いません。
Article 5–6Natural Movecount:手数と引き分け申請
第8条は駒を取らない長い手順のNatural Movecountを扱います。英文には第8条の「one hundred moves by both players」と3.2.Dの「50 moves by both players」という表現があります。チェスの五十手規則に置き換えてはいけません。
Article 3.2.D; 8対局の得点と団体戦の結果
第9.1条は勝ち2、引き分け1、負け0を示し、1・½・0の方式も認めています。大会が告知した方式を統一して用い、レーティングやサイトの順位点と混ぜません。
Article 9同点順位:総当たりとスイス式
第10条は同点のときの比較順序を定めます。総当たりと個人スイス式では最初の指標が異なり、差がつかない場合に次の項目へ進みます。
Article 10競技者の義務と二種類の違反
第11–13条は参加、行動、違反を扱います。Technical foulとViolationは別分類で、第4.6–4.7条の負けとなる回数も異なります。
Article 11–13; 4.6–4.7運営と審判
WXF大会を準備する
第14–16条は大会要項、Organizing Committee、Tournament Committeeを区別します。競技規則だけでなく、会場、機材、人員、結果公表も準備します。
Article 14–16Chief Arbiterの役割と判断手順
第17条はChief Arbiterに規則の実施・説明、審判団の指揮、異常事態への対応を求めます。処分は規則と大会要項を根拠にします。
Article 17不服申立てとAppeals Committee
正式な不服申立てには書面が必要です。12.4は対局終了から二時間以内とし、料金を「50 dollars」と記載します。英文は通貨を特定していません。現在の大会案内を確認してください。
Article 12.4; 18反復と争議
WXF用語集:Check、Chase、Root
第19条の用語は争議手順を分類するための定義です。一手ずつ性質を特定したうえで循環を調べます。駒が攻撃されているだけでは禁止された長い追いかけを証明できません。
Article 19連続王手:どちらが手を変えるべきか
循環の毎手で王手する側は手順を変える必要があります。20.1はPerpetual Checkを禁止し、双方が同時に毎手王手する場合は引き分けとします。
Article 19.8; 19.12; 19.17; 20.1; Chapter 5 §§1–3詰みの脅威と王手を交互に行う手順
Mating threatは王手または連続王手で詰みに至る脅威を準備する手です(19.2)。即時の王手とは異なります。20.2は連続する詰みの脅威や王手との交互手順を、双方が変えなければ引き分けとします。
Article 19.2; 19.9; 19.16; 20.2; Chapter 5 §§4–6,36.4Perpetual Chase:標的と応手を追跡する
Chaseは次の手で将以外の駒を取る脅威です(19.3)。Perpetual Chaseは同じ標的への継続と、相手の逃避または解消も含む定義です(19.10)。
Article 19.3; 19.10; 20.3–20.9; Chapter 5Real RootとFake Root:本当に取り返せるか
保護対象を取った相手駒を直ちに取り返せる保護駒がReal Rootです(19.14)。その取り返しが合法にできない場合はFake Rootです(19.15)。
Article 19.13–19.15; 20.6; Chapter 5 §§12,29–30WXFケースブック:紛らわしい反復局面
難しい裁定では標的の同一性、攻撃の時点、合法な応手が決め手になります。第5章の例を最後まで再生し、静止画では見えない違いを比べてください。
Chapter 5 §§27–30,36